第43話 日本で活躍した外人レスラー 第45代NWA世界ヘビーチャンピョン 荒法師と呼ばれた男
NWA世界ヘビー級王座は、ルー・テーズやジン・キニスキー、ドリーファンク・ジュニア、
ハーリー・レイスなどの実績あるレスラーたちの活躍により、1980年代前半まで世界最高峰の
ベルトとして広く認知されていました。
このタイトル保持者は全米各地(時には日本を初めとする海外)のNWA会員の
プロモーターのテリトリーを転戦し、その地区のローカルチャンピオンと防衛戦を
行わなければならなかったので、かなりの体力と精神力を必要とした。
ジン・キニスキーのプロフィール
1928年~2010年 (81歳)
身長 193センチ
体重 125キロ
デビュー 1952年 1992年引退
元アメフト選手で、1964年初来日
1961年 セントポールで、バーン・ガニアを破りAWA世界ヘビー級王座を獲得
1965年 インディアナポリスで、ディック・ザ・ブルーザ―を下し
WWA世界ヘビー級王座獲得
1966年 セントルイス キール・オーディトリアムで、ルーテーズを破り
第45代NWA世界ヘビー級王座獲得
G SPIRITS Vol.53 特集山本小鉄と昭和・新日本/ジン・キニスキー/サンダー杉山/ペロ・アグアヨ
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馬場との信頼関係
生前 馬場は、ジン・キニスキーの事を「力で世界を制した最後の大チャンピョン」
と称えています。馬場とのNWA世界ヘビー級王座の試合は、名勝負となりました。
豪傑タイプのジン・キニスキーから、技巧派のドリーファンク・ジュニアへと
ベルトは、移動しました。
1999年 馬場没後の引退試合で、来日し、今度は、馬場に対して
「ババ、君は偉大なスポーツマン、レスラー、アスリートであり、
本物のプロフェッショナル・レスラーだった。私は君と日米で闘えたことを誇りに思う」
と馬場を称えた。
【インター戦・馬場生涯一のベストバウド】ジャイアント馬場vsジン・キニスキー67'Aug Giant Baba vs Gene Kiniski